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ファスキオラータス

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Photo By iori@geckoholic 2018-11-08

ファスキオラータス(Eublepharis macularius fasciolatus)とは、ヒョウモントカゲモドキ(レオパードゲッコー)の亜種の一つとなります。
Eublepharisは属名、maculariusは種名、fasciolatusは亜種小名となります。

以下では属名のEublepharisはE.に、種名のmaculariusはm.に略しています。

特徴

ファスキオラータスはパキスタン南部シンド州ハイデラバード周辺に分布します。
元々はGUNTERにより1876年にE. Fasciolatus種として分類されましたが、1991年にKLUGEによってヒョウモントカゲモドキの亜種とされました。

亜種小名のfasciolatusはラテン語で「バンド」、「横帯」を意味するfascioの指小語(小さい、少ないといったニュアンスを表す接尾辞がついた語)です。

胴には4本の紫褐色や青紫色に見える暗色の横帯が並びます。
この暗色帯は成体になると前後の外縁部が筋状に残る以外は不明瞭となるため、帯というよりは横筋模様が4対並ぶように見えます。
上述した名前はこの特徴から由来しています。

参考文献:
クリーパーNo.77 トカゲモドキ属の分類と自然史(前編) P.28, P.29
ヒョウモントカゲモドキ完全飼育 P.46

ワイルドコートブラッドライン

現在ヒョウモントカゲモドキの原産国の政情不安定等の理由により、ファスキオラータスも野生採集個体を市場で見る可能性はゼロに近しいです。

ですが野生採集個体同士の純粋な血統の個体(ワイルドコートブラッドライン)を手に入れる事は可能です。