ガーゴイルゲッコー

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Photo By iori@geckoholic 2018-04-29

ガーゴイルゲッコー(Rhacodactylus auriculatus)はラコダクチルス(Rhacodactylus)属に分類される半樹上性のヤモリです。
クレステッドゲッコーも以前はラコダクチルス属に分類されていましたが、現在はCorrelophusに分類されています。

名称

名称
学名 Rhacodactylus auriculatus
英名 Gargoyle Gecko, New Caledonian Bumpy Gecko
和名 ツノミカドヤモリ
別名 ホソユビミカドヤモリ, ツノヤモリ

分布

ニューカレドニア本島南部.
他種同様に樹上性であるが最も環境適応能力が高く、地表でジッとしている事も多い。
自然下でも森林から住宅地まで幅広く棲息しており、最も見ることの出来るとされている。

80年代中頃からヨーロッパで殖やされ、一時はクレステッドゲッコーよりもポピュラーであったらしい。

特徴

全長について

20cm前後

頭部について

別名の「ツノミカドヤモリ」の名の通り、後頭部とその側面に5本の角のような突起があります。
この角から悪魔・怪物・架空の動物を象ったガーゴイルを連想して付けられたと考えられます。

指について

他種に比べると細い指をしており、「ホソユビミカドヤモリ」という別名にもなっています。
クレステッドゲッコーはガラスだけではなくプラスチック面にも良く張り付きますが、筆者の飼養しているガーゴイルゲッコーはプラスチック面に指が張り付けない様です。

クレステッドゲッコーよりも爪が発達している様です。

模様と体色について

環境や気分によりかなり明確に変化します。
また模様や色に多くのパターンがあり、ストライプ、マーブル、スポットなどの模様を表す品種名に対してレッド、オレンジなどの色が頭に付きます。

特に赤い個体は人気があり、ブリーダーや販売者によってはスーパーレッドなどを頭に付けることがあります。
このスーパーは所謂スーパー体ではなく、「凄い」という意味で明確な基準がある訳ではありません。

食性について

クレステッドゲッコーに比べると肉食傾向が強い様です。
特に成長期にはクレステッドゲッコーフードではなく、より肉食傾向の強い人工フードを与えると良いでしょう。
ガーゴイルゲッコーの姿がプリントされたフードがREPASHYから販売されています。

テールイーターについて

ガーゴイルゲッコーはテールイーターという異名を持ちます。
飲めないサイズであっても他個体の尾を襲う事があります。

基本的には単独飼育し、繁殖する場合も同じサイズになるまでは同居させるべきではないでしょう。

尾について

クレステッドゲッコーは尾は再生しませんが、ガーゴイルゲッコーは尾が再生します。

モルフ一覧

モルフ一覧(ガーゴイルゲッコー)をご覧下さい。

飼育

ケージ

ケージの一辺は全長の2~3倍が望ましい。
幅30x奥行き30x縦45のケージが適切。

多くの爬虫類同様に上から何かされるのを嫌うので、水槽等に蓋をするのではなく爬虫類様の前開きのケージが望ましい。
扉はスライド式よりは観音開きの方が適している。

レイアウト

樹上性ヤモリなので立体活動できるように、流木やコルクバーク、木の枝などでレイアウトするのが良い。
登れる場所がないとガラス面に頭を下にして張り付くが、これが長期間続くとフロッピーテールという「尾曲り」「腰曲がり」を引き起こす原因となる。

床材

保湿力のあるヤシガラや腐葉土も良いが、喉につまらせる例が知られている。

基本的にヤシガラ等の床材を誤飲してしまうのは餌を食べる時なので、ヤシガラ等を使用する時はコオロギ等はそのケージ内では与えない方が良い。
後述するクレステッドゲッコーフードだと問題ない。

ケージ内でコオロギ等を放ちたい場合はキッチンペーパーやペットシーツを使用するのが望ましい。

温度

25℃から32℃.
大抵の場合は遠赤外線ヒーターを壁面に貼ることで問題ない(室内の温度に依る)。

湿度

乾燥は好まないが蒸れに弱い。
容器から水を飲まない事が多いので、毎晩ケージ全体に霧吹きするのが望ましい。

照明

クレステッドゲッコーと違い日光浴をすることが知られています。
不要とされる事もありますが、弱い紫外線灯を付けておくと良いでしょう。

餌について

基本的には専用の人工飼料で飼養可能。
本種は雑食傾向が強く、人工フードが登場する前は栄養バランスを取るのが難しかったが、水で溶くだけのフードで飼育出来るようになった。

クレスフードよりも、より昆虫食であるガーゴイルゲッコー向けのガーゴイルフードがありますので、そちらが良いと考えられます。