TUGスノーエクリプス フルアイ Photo By iori@geckoholic 2017/11/29
エクリプス(Eclipse)はヒョウモントカゲモドキ(レオパードゲッコー)のモルフの一つです。
エクリプスの特徴
エクリプスとは「日食(または月食)」という意味でヒョウモントカゲモドキのモルフの中では数少ない、目の特徴が遺伝されるモルフになります。
虹彩全体が真っ黒になり、白目の部分がなく真っ黒になるような表現であるフルアイ(ソリッドアイ).
又は虹彩の前半分くらいだけが黒く染まるハーフアイ(スネークアイ)があります。
両方共遺伝的には同じでフルアイ同士でもハーフアイが出ますし、ハーフアイ同士でもフルアイが出ます。
また片目がフルアイでもう片目がスネークアイの場合もあります。
ブリーダーによってフルアイのもののみをエクリプスと呼び、スネークアイと分けて表記している場合があります。
体色については手足や口元を白く抜けされる表現が出る場合がありますが、必ずしも表現される訳ではないようです。
スーパーマックスノーもエクリプスと同じ様に、虹彩が黒に染まり見た目はエクリプスと変わりませんがこれはエクリプスの遺伝子とは全く別物となります。
スーパーマックスノーとエクリプスのコンボ種であるトータルエクリプス(又はギャラクシー)は目の表現ではエクリプスが入っているか見分けが付きませんが、手足に斑紋が入っているか居ないか?で見分ける事が多い様です。
遺伝について
エクリプスは潜性(劣性)遺伝に分類されます。
有名なコンボモルフとしてはラプター、レーダー、タイフーンなどにはエクリプスが入っています。
またスーパーマックスノーとエクリプスのコンボモルフであるトータルエクリプス(又はギャラクシー)。
更にはスーパーマックスノーとエクリプスとホワイトアンドイエローのコンボモルフであるユニバース等が有名です。
- エクリプス(ホモ)同士ではエクリプスが100%生まれます
- エクリプスとhetエクリプスでは以下の個体が生まれます
- エクリプスが50%
- hetエクリプスが50%
- hetエクリプス同士では以下の確率で子が生まれます
- エクリプスが25%
- hetエクリプスが50%
- エクリプスの遺伝されない個体が25%
- hetエクリプスとエクリプス無しでは以下の確率で子が生まれます
- hetエクリプスが50%
- エクリプスの遺伝されない個体が50%
参考図書
ヒョウモントカゲモドキ完全飼育: 飼育・繁殖・さまざまな品種のことがよくわかる (PERFECT PET OWNER’S GUIDES)
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